ピアノと「平均律」:なぜ正確な調律が必要なのか

ピアノ調律師「音のものさし」を整え、心に届く響きを。
現代の音楽の99%以上は「平均律」というルールで作られています。 私たちの脳にとって、平均律はいわば言葉の「あいうえお」。音が狂ったピアノは、その発音がズレている状態と同じです。脳が「正しい」と認識する基準から外れると、音楽の心地よさは無意識のうちに損なわれてしまいます。



ピアノは「音の基準」そのもの リアルタイムで音程を微調整できるオーケストラや合唱と違い、ピアノは一度調律すると音が固定される「固定ピッチ楽器」です。だからこそ、ピアノが奏でる和音は、常に音楽のスタンダードである平均律に正しく整えられている必要があります。



ストイックな「正解」の中に宿る、調律師の「感性」 プロとして平均律を正しく守ることは、何より大切な基礎。そこには個性を挟まず、客観的な「正解」を求めてストイックに音を配置します。 しかし、複数の弦を一つに重ねる「ユニゾン」の調整だけは別です。半音の50分の1という、ほんのわずかな「ゆらぎ」の中に、調律師それぞれの感性とその人らしい音色がそっと宿ります。
ヤマハ仕込みの確かな技術で、皆様の「音の基準」を正しく保ちます。 正確な調律と、微細なゆらぎがもたらす豊かな響き。音楽を心から楽しめる体験をお届けいたします。
高品質な調律とは?音の見える化実験
実験内容: 異なる手法で調律した2種類のユニゾン(A・B)を用意。調律法を伏せた状態で、周波数解析ソフトの動画のみを材料としてAIに分析を依頼した。





↑この画像は私が2通りの方法で調律した、ピアノの中央付近の“ド”の音を周波数解析ソフトでビジュアル化した画像です。



ユニゾンA(デッドユニゾン):純粋性と明快な減衰
ピッチ・位相の高度な一致により「うなり」を排除した、クリーンで真っ直ぐな音が特徴。アタックは明快ですが、高次倍音の減衰が速いという特性を持ちます。余計な干渉を排した「デッド・オン」な調律状態です。



ユニゾンB(ブルーミングユニゾン):持続性と響きの「膨らみ」
「歌うような音」が特徴で、高次倍音の持続と音が後から膨らむ「ブルーム現象」を伴います。微小なピッチ差でエネルギー交換を遅らせることで、透明感のある明るい響きを長く保つ、旋律重視の設定です。





調律した音が聴けます。30秒程度の動画ですので、よろしければ見て下さい。↓



今回の実験でわかったこと。


15,000台の実績が裏付ける信頼





私はヤマハ調律学校出身のベテランです。これまでに15,000台以上のヤマハピアノを手掛けてきた圧倒的な経験があり、その確かな技術は多くのオーナー様から厚い信頼を寄せられています。ヤマハピアノを知り尽くした専門家だからこそ、安心してお任せいただけます。
参考資料:ピアニスト内田光子さんは、“ユニゾンA”が好みに合わない。


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